170930_1.jpg
Information
new_01_red.gif①pixivBOOTHにて「fourteen years old 侵蝕恋愛 side storyⅠ」ダウンロード頒布開始いたしました。②pixivBOOTHにて「侵蝕恋愛Ⅴ 歴史の花冠」ダウンロード頒布開始いたしました。
③ご用のある方はこちらからどうぞ→mail_02_bla.gif

マイナスエネルギー2

前回のマイナスエネルギー1の記事ではたくさんの方にご反響いただいた。
やはり皆さんそれぞれ思うところがあるようで、こういった爆発力や推進力といったものは、ある一定の時期を境に落ち着いてくるものなのだと思った。
で、そんな中にあって、「canariaさんがそんなになって寂しいです、心細いです」といった旨のお便り(?)をいただいて、自分の活動をそうやって見守って下さる方がいらっしゃるのはありがたいことだなぁとしみじみ思う反面、ちょっと言葉足らずな部分がるようだと思ったので、この間の記事に加筆することにする。

まず結論からいうと、創作意欲自体はまったく衰えていない。
あの書き方だと、わたしが現実の生活に満足して身も心も丸くなり、さも創作する必要を感じなくなったかのように見えるのだろうけれど、それはあくまで「動機付けの一つとしてのマイナスエネルギー」が衰退したという意味であって、今はそれに代わる新たな動機を模索中なのである。

マイナスエネルギーという言葉がまた誤解を招く要因なんだと思うんだけれど、わたしがここでいうマイナスエネルギーというのは、ごくごく個人的な体験や経験から派生したものを指す。
わたしでいうと、面倒くさい家庭環境で培われた捻くれた考えや鬱屈だ。
そういったものを、創作を通して表現していた。

で、侵蝕恋愛だったり千年相姦だったりを通してそういったものを発散し尽くしているとさすがにネタ切れになってきて、ネタ切れというのはつまりわたしの心の傷が溶解したというサインでもあるのだと思う。
だけどネタ切れになるほどマイナスエネルギーを垂れ流しまくっているにも関わらず、自分の心の奥底には耐えず満たされない想いがわだかまっていて、わたしが幼少期の頃から感じているこの心の飢えみたいなのは、家庭環境で培われたものでなく、どうやらもっと別のところからくるものであるようだという考えが頭をもたげてきた。
マイナスエネルギーは年々穏やかになるのに、この「飢え」は年々強くなっていく一方なのである。

飢え、と表現したけれど、マイナスエネルギーが海の上に突き出ている氷山なのだとしたら、この「飢え」は、海に埋もれている氷の土台に例えられるような気がする。
マイナスエネルギーという、個人の体験や経験から派生した、ある種「不純物」を切り崩したことで、それを上回るマイナスエネルギーを発見したという気分だ。

突き出ている氷山はあと少しで、だからこそその切り崩し作業は慎重に行わねばならない。

実はここ二ヶ月ほど「侵蝕恋愛」の執筆を(敢えて)ほっぽりだしていた。
「未完成の傑作より完成した駄作」をモットーに、言葉をこねくりまわそうと思えばいくらでもこねくり回せそうなものなんだけれど、敢えて自分に冷却期間を課したのである。
四巻、五巻と続けて出したせいか、エネルギー切れにもなっていたのもあった。

で、パワーが重鎮してきたのか、そろそろ六巻の執筆に戻ろうかという気になってきた。

けれど依然悩みは尽きない。
セイレンたんがダークホースのような気がするのだが、果たして。

そんなこんなで、水面下ではいろいろ足掻いているので、不安に思わないでいただけると嬉しいです、某様(笑)

他にも、水面下でいろいろ準備中なのですが、それはまた別の機会に。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
よければ皆様の心の声もお聞かせくださいね。
関連記事
2017-08-23 : ■雑記 : コメント : 16 :
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

No title
負のものだとしても、
マイナスエネルギーがあったからこそ、
創作にも繋がっていったというのもありますもんね。
創作自体も何かのきっかけやエネルギーが必要ですし、
それが陰であれ陽であれ、
今までの作品を作る上での糧になったからこそ、
必要なものだったのかもしれませんね~。
それにしても、飢えですか。
マイナス面はあくまで表面的なヴェールのようなもので、
今度出ている飢えこそ本心だったり。
その辺りも自分ではないと分からないところですが、
少しずつ見つめていくしかないですね(´ω`)
2017-08-23 : ツバサ URL : 編集
No title
当初のエネルギーがなくなって止めてしまう人は何人も見たので心配する人の気持ちはよくわかりますが、創作意欲が衰えないなら安心ですね!

私は捻くれてるけどわりかし面倒くさくない家庭に生まれたせいか、世の中の方が鬱屈しいです
そういう点では真逆なのかも?
だからなのかいろいろ新たな発見も多いです
このブログの物語も、登場人物の感じ方は私にとってもリアルなところも多いけれど、行動含め全体的には私よりも世の中のリアルって感じが強いですし
そして私がこの物語の世界に行ったらすぐ心折られて病気になってしまいそうです><
2017-08-23 : ダメ子 URL : 編集
No title
こんばんは

マイナスエネルギーと言っても人それぞれでまた違いますよね

自分の場合は思考が極端にマイナスになったり、対人関係無理して
笑顔とか愛想笑いとか作ってそんな自分がいやになるけど、今さらそれやめられないしで、割と自分へのマイナスが多いですかね
自暴自棄になるともう投げやりに自分自身を追い込んでますね
多分、攻撃的な意識が他者に向くよりはいいだろうって
意識で自分にやってるんでしょうね


今まで媒介としてきたマイナスエネルギーの変わりの新たな
エネルギーがうまくなじんで(って言い方も変ですかね)創作活動
をより発展できるといいですよね
2017-08-23 : 荒ぶるプリン URL : 編集
コメント返信です。ツバサさんへ
はい、飢えです(笑)
思いっきりかっこよく書いてしまいましたけれど、
ざっくりというと、現実世界にあるあらゆるものに心を動かされないんですね。
もちろんまったく感動がないかというとそういう訳では決してないのですが、絵を描いていることや小説を書いていることに比べるとどうしても精彩さを欠いてしまいます。
絵を描いて、小説を書いているときだけ、自分と世界がきっちり重なるというか。
う〜ん、電波なこと書いてますね。

そうそう、仰るように、今の飢え()こそが、自分の本心というか、自分の地の部分なのでしょうね。
自分を見つめる作業というのも、わたしみたいな自分大好き人間からすると楽しいものなので(笑)、ゆっくり向き合っていこうと思います。
すごい面倒くさい記事にもかかわらず、
いつもあたたかなコメントありがとうございます(*´ω`)
2017-08-24 : canaria→ツバサさん URL : 編集
コメント返信です。ダメ子さんへ
ダメ子さんもとっても息が長い創作者さんですよね
わたしももしダメ子さんがある日突然いなくなったら途方にくれてしまうと思うし寂しくなると思いますです

ダメ子さんは面倒くさくない感じのご家庭なんですね
ってこの場合の家庭ってどちらの家庭なんでしょうか(笑)
まあでも、わたしがそうした方々に対して純粋に疑問に思うのは、
家庭が問題ないとして、どういうきっかけがあって斜に構えるようになったのかなぁと
やっぱりそこは、家庭とかなんとか関係なく、ダメ子さんの素の部分なのでしょうね
(何せわたしの中のおにいさんのイメージは「ぼくらの」のウシロですし。理系眼鏡美人)

おお、そうですか……?
わたしのいうリアルって、多分観念的なリアルで説得力に欠けるんジャマイカと危惧していたのもあったので、そのように仰っていただきなんだか照れますです。

そうですね、千年相姦はこう、家庭に居場所がなかった自分の視点がもろにクルルーに反映されてると思います。クルルーの場合はその中でもより、「そもそも家庭という概念がわからない」、「母性というものに懐疑的である」とか、そういう部分に特化してますが。
そういう意味で、母親然としていながら、裏ではあっさりクルルーに陥落するママを描写しましたし、その裏にはクルルーの「ほらやっぱりね、母性嘘松w」という歪んだメッセージも隠れてたり。
ダメ子さんがこちらの世界に来たら、ニゲルに助けを求めるといいと思いますですv
2017-08-24 : canaria→ダメ子さん URL : 編集
コメント返信です。荒ぶるプリンさんへ
プリンさんおはようこんばんはです
コメントありがとうございます

ああ、なるほど、プリンさんの場合は、
けっこう対外的というよりは自分に向かう感じの
マイナスエネルギーなんですね
愛想笑いとか笑顔とかそういうのに疲れて嫌になるお気持ち
すごくわかる気がします
嫌になるのは、多分それが自分の本心じゃないからで、
かといって本音を晒すのも嫌だというか、歯向かってもどうせ通じないし
とか、こうした人たちにムキになってもエネルギーの無駄だしとか
そういった諦観とかもあるからなのかもしれませんね

自暴自棄になると自分自身を逆に追い込んじゃうんですね
でも、あくまでその矛先がご自分に向かうのは、
やっぱりプリンさんがお優しいからなんだと思いますです
わたしもけっこう、そうした憤りが自分に向かうほうなんですが、
一方で一度冷めるとどうでもよくなるところがあるので、
わたしみたいに臨界点を迎えてプッツンしないところは、
やっぱりプリンさんが理性的で辛抱強い方だからなんだろうと思います
男性と女性の違いかとも思うんですが、女性はけっこう、感情に任せて
ダーってやってしまえるところがあるんですよね
それだけに、男性のマイナスエネルギーは根が深いというか、
大変なんだろうなと思ったり……

でもプリンさんにとって、りんちゃんたちを描くことがマイナスエネルギー
を緩和する行為というか、この前もいったかと思うのですが
太陽と月みたいな関係で、こういったプリンさんの繊細さがまたりんちゃんたちを形作っているのも事実なので
わたしもそうですが、プリンさんもそういったエネルギーがなじんで創作活動の
糧になったらいいなあ、と思います
2017-08-24 : canaria→荒ぶるプリンさん URL : 編集
No title
私はストックが2年分ぐらいあるからなあ。。。
今掲載している「解決警部」も実際には2年前に書いたものですからね。まあ、その間にちょこちょこ推敲しているのですが。

私はとりあえず書く。
駄作だったらそのまま放置。
時間が経過したら、「あのボツになった小説、アレを加えると掲載レベルになるんじゃねえ?」っていうことが思いつくと書き直します。同時並行で普段通りの小説も書きます。

まあ。
プロじゃないですから。
「とりあえずテキトーに書く」がモットーですかね。
あとは2年かけて推敲するのが最近の主流になってますね。
まあ、楽しくやればいいんですよ。
(*^^)v
2017-08-24 : LandM URL : 編集
コメント返信です。LandMさんへ
LandMさんはとりあえず書くっていうスタイルなのですね。
なんとっ、最近連載されていた解決警部は二年前に手掛けられた
作品でしたかっ!
このとりあえず書くっていうのは大事ですよね。
で、これができるようでできないのですよね。
わたしはそれができないタイプです。
なのでひたすらすごいなというか……
感心いたしますです。

わたしは頭の切り替えも悪いので、
ついつい一つの作品に固執してしまいますね。
そうか、放置ですか。
その間に他の作品を手掛けるというのもいいですね。
でも、わたしがやろうとしてもきっとできないんだろうなぁ……

そうそう、プロじゃないから。
楽しく。
ついつい忘れがちなんですけれど、
LandMさんには折りにふれてそのお言葉いただいて
風通しをよくさせていただいております。
二年かけて推敲だったらわたしにもできそうです。
そういうやり方もあるんですね。
参考になりますです(人´ω`*)
2017-08-24 : canaria→LandMさん URL : 編集
No title
canariaさん、こんばんぽ(*´∀`*)ノん

今はまだまだ足掻いている状況であって別に創作活動を辞めようとかではないという事をお伝えになられているのですね?

今回の記事で何回か深く読ませて頂いたのですがcanariaさんの思うこの飢えというのが何者なのか気になりましたヽ(´▽`)/
この飢えが何に対しての飢えなのかな~と。
すみません、中々理解力が乏しくて・・・(´Д`;)

ちょっと的外れな意味になるかもですが僕の場合のマイナスエネルギーはプラスエネルギーに変換して漫画にしているところがあります。
ちょっと僕の人生ってほとんどがマイナスエネルギーで普通に話すとかなり暗い内容にもなると思いますがそれを面白く(プラスエネルギー)に変える事で皆様から楽しんで頂けるような内容にしているつもりです(笑)
僕は僕でマイナスエネルギーを吐き出して発散しておりますしマイナスエネルギーをプラスに変換することで皆様にも楽しんで頂けて一石二鳥かなと勝手に自己満足している感じです( ^艸^)

確かに僕は創作活動を始めて3年なのですが一番怖いのは終わってしまうことでしょう。
いずれは何らかの理由で終わってしまうのではないかと思うと寂しい感じがします。
縁起でもない話ですが病気だったり死んでしまったりで終わるのはそんなに寂しいとは思わないのですが卒業してしまう事が寂しい感じがします。
これはcanariaさんと知り合う前の話ですが漫画を描くのがちょっと飽きて少し置いてた時期もありました。
でもまた描きたくなったのでブログは残しておいて良かったなと思いました。
だからスランプで嫌になったときはとりあえずは保留って形が良いのかなと僕は思いました。
この前のブログ閉鎖を考えていたのはスランプとは関係ない理由で感情的になっておりましたのでこれが一番怖いですね。
創作活動に関係なくほんと嫌になっておりましたから。

でも仮に終わることになったとしてもブログは永遠に残すつもりなんですよ(^O^)
2017-08-24 : たらこ URL : 編集
No title
こんにちは。

またしても一人だけ的外れな方向でコメントするかもしれませんけれど、すみません。

創作の継続って、プロは別ですけれど、作者の抱えている「何か」の大きさとリンクするんじゃないかなと思ったりすることがあります。

創作ブログは日々ものすごい量で開設されているみたいですが、その多くが一年を待たずに広告表示になるのは、創作を通して伝えようとした何かが、本人の人生における優先順位ではあまり大したことがなくなってしまうからだと思うんです。

具体的にいうと、テレビを見て好きになったキャラで二次創作を始めてみたけれど、リアルで恋人ができたら創作はどうでもよくなったなんて場合は、二次創作の優先順位は簡単に下がってしまうみたいな。

本人の欠如とか不幸、もしくは伝えずにはいられない強烈な想いがある場合は、その順位は簡単には下がらないように思います。

canariaさんは氷山の下の隠れている大きなエネルギーを発見なさったようですが、それは創作にとっては無尽蔵の鉱脈みたいなものであって、世間でどう評価される類の感情でも関係なく、創作者にとってはお宝じゃないかしら。

私の鉱脈は、やはりまだ尽きていないようですが、最近、どこを掘っても同じものが出てくることに、なんとなく氣付いたかも。これ、きっとそのうちに読者に飽きられるな。ま、そしたら前と同じように一人で書いて楽しめばいいか、なんて考えています。
2017-08-25 : 八少女 夕 URL : 編集
コメント返信です。たらこさんへ
たらこさんこんばんぽ(*´∀`*)?ん。
そうですそうです、それを伝えたかったのでした。
勢いだけで進んでいたときは技術や完成度は度外視していたんですけれど、
そうした面にも目を向ける余地が出てきたということです。
その分作品を発表するスパンは長くなってしまいましたが、かわりに質の高いものをお届けできたらなと。

飢えはですね、自分もよくわかりません(笑)
でもこれは、誰しもがあることだと思うのですが、
誰と何をしていても、どんなにおいしいものを食べていても、
どんに経済的に恵まれても、どこかで満たされない自分が
いることってないですか?
わたしは少なくともそうで、創作をしているときがそうした苦しみから
解放される唯一の瞬間なんです。

たらこさんのマイナスエネルギーの転換は、まさに「昇華」という言葉にふさわしいものだと思います。
一石二鳥、と何気なく書かれていますが、誰にでもできることじゃないですよ。
少なくともたらこさんは、見て下さる方々のことを考えていらっしゃいますよね。
わたしは、究極的には見て下さる方のことは考えていないんです。
もちろん、見やすくするために文を推敲したり前書きを付け加えたりとか、
その程度のフォローはしますけれど、でも、基本的には自分がわかっていればオッケーというスタンスなんです。
今連載中の千年相姦なんかも二年くらい前の作品なのでひどいものです。(笑)

わかりますわかります、自分のなかで、納得した上で自発的に辞めてしまうのが一番怖いってことですよね。
ハンターハンターのクラピカが幻影旅団への憎しみが潰えてしまうのが一番怖いっていってたのと一緒ですね。さてはたらこさんクラピカですね。
でもわたしも正直それが一番怖いです。

そうですか、順調に漫画を発表されているように見えましたが、たらさこんにも紆余曲折おありになったのですね。
一時的に飽きていたことがあったということでちょっと意外でしたが、ずっと書いていれば中だるみあるし、要はそうした自分のバイオリズムとどう折り合いをつけるかということなのでしょうね。
わたしはこの創作のバイオリズムが中々つかめなくて、今まで紆余曲折していた気がします。
自分の場合は一度吐き出したら一定の潜伏期間が必要なようで、その間は何をどう突いても何も出てこないんです。最近それに気付いてからは、できないときはできないと割り切って、創作に没頭していたときにほっぽりだしていた現実の宿題のあれやこれやを片付けるようにしています。部屋の掃除とか部屋の掃除とか部屋の掃除とか。

そうですね、例の出来事はまた事例が特殊でしたから、感情的になって……というか、気持ちが塞いでしまうのは当然だと思います。
いいとか悪いとかの問題じゃなくて、やっぱり人間関係て双方向からのアプローチが同じ強さじゃないと続かないですから。あのケースは、先方の押しがちょっと強すぎたのでしょう。
ブログは残されるということですが、そんな寂しいこと仰らないでくださいよ(笑)
生涯現役で!
っていうとなんかいやらしいですが、お互い長く続けていけたらいいですね。
わたしもたらこさんと出会えて、ブログが楽しくなったな、と思える面が大きいので。
本当感謝ですよ。
いつもありがとうございますね、本当。
それから、ラーメン屋さんの情報もありがとございます! ぽん!
2017-08-25 : canaria→たらこさん URL : 編集
コメント返信です。八少女 夕さんへ
夕さんこんにちは。
コメントありがとうございます。
いえいえ、的外れなんてことないですよ。
創作ブログの開閉鎖が頻繁なのは、これはまあ、
いろいろ理由はあると思うのですが、夕さんの仰る
優先順位の下降というのは大きいと思います。
その中には、やる気はあるのに仕事の関係上
どうしても後回しにせざるを得ないとか、そういったののっぴきならない
事情も含まれるのだと思います。

わたしの場合は、創作の優先順位自体は常にトップに位置していたのですが、
「ブログで発表することに」意味を見出せなくなっていた時期がありました。
なぜ意味を見出せなくなったかというと、これはわたしが記事で書いた
「飢え」ともしかするとリンクしてくるのかもしれないのですが、
わたしが「100%の理解」を閲覧者様に求めていたからなんだと思います。
「自分が意図した通りに」伝わらないんであれば伝える意味なんかないんじゃないかと。
この「自分が意図した通りに」というのが肝で、そんな現実離れした期待が根っこにあったら早々に頓挫するのはあたりまえなんですよね。

で、「箱」を即売会に変えたりなんやかんやで足掻く時代が始まる訳なんですが、何をどうやってもしっくりこなくて……
これはもう、どこかで「折り合い」をつけるしかないんだな、と思うようになりました。
で、この折り合いをつける作業というのが自分的にはとても大変で……
最近ようやく着地点を見出せるようになりました。
それも何か大きなきっかけがあってそうなったというより、こう、自然な形でですね。
閲覧者様の皆さんがそれぞれの形で楽しんでくださればいいな、と思えるようになったし、例えこちらの100%意図した通りに伝わってなくてもその「齟齬」こそが醍醐味なんじゃないかと思えるようになりました。で、不思議なんですが、そうした気持ちで皆さんのコメントを拝見していると、言葉の奥に「理解したい」というありがたい気持ちが透けて見えるようになってきて……「音速」の頃みたいに、変に過剰に曲解して受け取ることがなくなってきたような気がします。批判されているように感じるのは、その人が批判しているんじゃなくて、自分にとってそこが「泣き所」だから、批判されているように感じるんですよね。
自分と他人はまったく別の生き物で、伝えることと受け取ることもまったく別物で、そこが重なることはないんだ、というのを、頭だけじゃなく心で理解できるようになったんだと思います。それは(自分にとっては)、とっても寂しい結論でもありましたけれど。でもだからこそ、創作の世界でそのあり得ない世界を追い求める「自分」が生まれるんですよね。

例えで出してくださった二次創作の話ですが、実際そういった方は多いみたいですね。
こう、彼氏ができたとたん、俗にいう同人活動をしなくなったとか。
で、そういった方も二パターンに派生していって、結婚して落ち着いた後また創作活動を再開されるタイプと、そのまま結婚生活を満喫されるタイプにわかれてしまうようです。

無尽蔵の鉱脈の話ですが、意識しないまでもそれを無意識でわかっていたのかな、と思うエピソードが一つあって、それは創作初期段階の頃、本当は「空の終焉」のインスピレーションのほうが先に来ていたんですね。でも、「今はまだこれをやるのは早い」と敢えて遠回りして「侵蝕恋愛」を先に手がけたんです。で、結果的にはそれは正解だったのかな、と。逆にいうと、無尽蔵の鉱脈に当てはまるのが「空の終焉」の世界観だったのかもしれません。

どこを掘っても同じものというのは、それこそまさに創作者の鑑の証なんだとわたしは真っ先にそう思いました。

「作家は真の秘密を小説で何度も書くのだ」

というのは、作家の桐野夏生さんの作品からの抜粋なのですが、夕さんもいろんな「秘密」を、作品のあらゆるところに散りばめられていらっしゃるんじゃないかしら、と思ってます。それはわたし自身がそうだからそう思うのかもしれません。
作品は何よりも雄弁にその人を物語るんじゃないかと。
で、実際、わたしも、誰にもいえない秘密を繰り返し繰り返し作品や絵に投射しています。それがとても心地いいから、そうしています。

それから、絵や小説を書くという、その「ストローク」そのもの自体が心地いいものであるから、その「快」を求めて創作者は創作をするんだと思います。愚直に何度でも同じものを。
それは、プロだったら、「先生そろそろ新境地を!」とか周りにせっつかれることもあるのでしょうが、アマチュアはそうする必要もない訳で、ひたすら自分が「快」と思うことを繰り返していていいんですよね。

でもわたしは、正直まだまだ夕さんの作品もっと読みたいし、今でもわかってないことのほうが多いので、夕さん的には「同じもの」に分類されるのかもしれないけれど、そのどれもが毎回新鮮で飽きるなんて言葉浮かんだことないので、できたらずっとブログを開いていて欲しいです。どうか一人で書いて楽しむなんてもったいないこと仰らず(笑)
2017-08-25 : canaria→八少女 夕さん URL : 編集
No title
こんばんは

ですね、愛想笑してても「今ちゃんと笑えてるか」って考えて
グワーっと表に出さない分ストレスとかもろもろ溜め込んで
本心じゃないから余計に疲れるしそれがまた嫌になりますね

もうたまに思ってること全部ぶちまけてやろうかなって思っても
「わからないだろうから、我慢すればいいや」って後で自分が
また苦しむだけなのにその繰り返しのエンドレスで

多分どこかで、自分はこう思ってるからそれを少しでもわかって
と他人と自分は違うから完全にはわかりっこないのにそれを
相手に求めようとしてるのもあるのかなって落ち着いた時に
考えたりもしますね

うまく馴染んでいい仕上がりの時は気持ちも高揚したりして
ああ創作していてよかったって思えますね☆
逆に内面が先行して落書きで暗い雰囲気の絵を描いてた時は
疲れてるなって意識できたりしますね
2017-08-25 : 荒ぶるプリン URL : 編集
コメント返信です。荒ぶるプリンさんへ
こんばんはおはようございます
丁寧なご返信誠にありがとうございます

プリンさんご自身はお優しくて人を気遣うということを
出来る方なのに、
残念ながら世の中にはそうじゃない人もけっこう多いのですよね
いえ、本人に悪気はないのでしょうが、押しが強いというか
我を押し通すことに一切の躊躇を感じない人もいるのですよね

そういう人には……、というか、水が合わない人とは距離を
置くのが正解なんですよね
自分にとって、煮ても焼いても食えない相手というのは、
いるんですよね、悲しいことに
みんな理解しあえればそれが理想なんだけれど
また、そういう人がいないと世の中が回らないのもまた事実で

創作の世界は、そうした悲喜こもごもすらも
受け止めてくれる柔軟性がある気がするんですよね
あ、疲れてる時は内面が先行して、割とだだ漏れになっちゃうって
いうのはわかる気がしますね
個人的にはそういうのも結構好きなんですけれど
わたしでいうと、疲れているときに書いた絵は単純に線が
歪んだりとかですね(笑)
2017-08-26 : canaria→荒ぶるプリンさん URL : 編集
No title
マイナスエネルギーが自分の創作活動源になってるというのは、自分にも多いにありますね。
自分にとってもマイナスエネルギーは創作活動源になってます。
イルクート神話が自分にとってマイナスエネルギーで描いてるものだとしたら、ポンちゃんとお友達はプラスエネルギーで描いてるような感じでしょうか。
マイナスエネルギーが内側から湧いてくるものなら、プラスエネルギーは他者の介入で生じるものだと思います。
canariaさんが以前他人との関わりが怖くなったといってたのも、外部からプラスエネルギーが流入してくることで、マイナスエネルギーが相殺されてゼロになってしまい、創作のエネルギーが無くなってしまうのを怖れていたのかなと思いました。

イルクート神話はマイナスエネルギーで描かれた話ですが、マイナスエネルギー(クロト)とプラスエネルギー(グローズヌイ)が衝突する話でもあります。
プラスとマイナスが対消滅してゼロになったときが神話の終焉といえます。

プラスとマイナスが合わさればゼロになってしまいますが、対消滅するときには爆発的なエネルギーが生じるとも聞きますから、プラスエネルギーとマイナスエネルギーとの衝突で新たなエネルギーが生じないかと思ってます。
2017-08-30 : ponch URL : 編集
コメント返信です。ponchさんへ
ponchさんこんにちは^^
コメントありがとうございます。

ponchさんもマイナスエネルギーが創作の大きな動力源になっているのですね。
一方で、ポンちゃんとそのお友達がプラスエネルギーで描かれたもので
あるというのもすごくわかるような気がします。
マイナスエネルギーが自分の内側からの発露だとしたら、プラスエネルギーは
「他人のために何かしてあげたい」というような気持ちでしょうか。
わたしにはこの気持ちが足りないので、ポンちゃんとそのお友達を描かれている
ponchさんの姿勢を素敵だなと思います。

ああ、そうですそうです、よくわかってらっしゃるなというか……
人と関わることでよくも悪くも自分が変わってしまうのが怖いのでしょうね。
以前運営していたブログではわたしはブログの人間関係に依存気味でした。
それでいろいろ消耗してしまって……
今はいい意味で距離を置けるようになったと思います。

なるほど〜、そういわれてみれば、イルクート神話はそういう構造を取っていますよね。
対消滅してお話が幕を閉じるというのもなんとも神話的な感じがします。
あっ、ということは、このお話の最中着地点は二人の相打ちってこと!?

今のponchさんを拝見していると、ポンちゃんを始めとしたお友達のプラスエネルギーと、元からお持ちになっているマイナスエネルギーとかちょうどいい感じでお互いを引き立て合っている感じがします(*´-`*)
2017-08-30 : canaria→ponchさんへ URL : 編集
Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

canaria

Author:canaria

イラストと小説でオリジナルの世界観を表現しています。上の画像はたらこさんがまたまた描いて下さったものです。今回はこちら方面から攻めてこられました。夢のコラボですね。ケイがとっても耽美で素敵です。瞳の色も設定の琥珀色を踏襲されてて感激しました。たらこさんいつもありがとうございます。初めましての方はこちらをどうぞ。

twitter.pngpixiv.pngtinami.png

PIYO

HP

Nymphe(ニンフェ)名義の本家HPです。ここを見て興味を持って頂けたらこちらも覗いて頂けると嬉しいです。

電子書籍

pixivBOOTHにて
無料ダウンロード頒布中。

92181778233ecfa0143b8e8a1ef4a33fbe9b-f.jpg
『侵蝕恋愛Ⅰ紅き瞳の双花』
この世に居場所のない二人は、互いに何を求め、何を互いに見出したのか。
160704_1.jpg
『侵蝕恋愛Ⅱ蜜月』
ケイは路地裏で出逢った両性具有の少女の「片割れの性」に溺れ込むーー。
『侵蝕恋愛Ⅲ孤児院日誌』
ファーンは明け方の海で亡き母に瓜二つの少女セイレンに出会うーー。
『侵蝕恋愛Ⅳ恋人たちの契約』
一冊の手記がケイを過去へとからめ取るーー。
hyoshi_7.jpg『侵蝕恋愛Ⅴ歴史の花冠』『太陽の家』でケイが見たものとは。

外部リンク



banner_s.png
poplsbn2.gif
banner.gif

ブログパーツ

ブログ開始から

webアンソロジー季刊誌「carat!」(※休刊中)

素敵な作品をありがとうございました。
20160320.jpgwebアンソロジー季刊誌「carat!」Vol.1 創刊号
20160524.jpgwebアンソロジー季刊誌「carat!」Vol.2 夏号
20160924_1.jpgwebアンソロジー季刊誌「carat!」Vol.3 秋号
20160924_2.jpgwebアンソロジー季刊誌「carat!」Vol.4 冬号

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム